diosra2’s blog

iOSの脱獄、ダウングレード

iPhoneの文鎮化。ほんとにそれ、修理が必要ですか?

「iPhoneが文鎮化した!」

最近よく耳にする「文鎮化」というキーワード。名前の通り、iPhoneが動作しなくなり、ただの鉄の塊として、せいぜい文鎮の役割くらいしか果たせなくなってします様をこのように表現しています。

アップデートに失敗した!リカバリーモードから抜け出せない!

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...。

でもそれ、本当に文鎮化していますか?

2種類の「文鎮化」

最近のネットメディアや修理業者の言う「文鎮化」と、私が思っていた「文鎮化」に少しのズレがありましたので、比べてみましょう。

ネットメディアや修理業者の言う「文鎮化」

上記画像のように、アップデートの失敗などによる「リカバリーモードループ」を総称して「文鎮化」と表現していますね。

しかし、実際のところ、これらの場合は95%復元可能です。

また、非正規修理店による部品の交換などによる「起動不能」現象は度々起こっていますね。(これら非正規の修理に関しては100%自己責任なので「文鎮化」に含めるべきかは微妙です。)

 

もう一つの「文鎮化」

対して、私が思っていたやつはこっち。そう、『brick』のほうです。

brick: 動作しないデバイスの総称。デバイスが永久的に破損、修正できない場合を表現します。

例えば以下のことを行った場合、「文鎮化」します。

・2011年35週目以降に製造されたiPhone 3GSにベースバンド06.15.00を導入する。

無効なベースバンドの導入を行うとベースバンドが破損、iOS自体は起動してもベースバンドは永久に破損します。

iPhone 4以降、ベースバンドはAppleからの署名が必要なため、無効なベースバンドの導入による文鎮化は起こりません。

・A5デバイスでHFS+パーティション分割の際に、復元プロセスに影響を与える変更を与える。

詳しくは伏せますが、これを行うと「復元不能」になります。

iPhone 4で試しましたが、確かに復元できなくなりましたね。復元途中にエラーを吐き、復元中止されます。

しかし、Limera1n Exploitの利用できるA4デバイスや、最新バージョンでAPFSを採用している64-bitデバイスなどでは復旧できます。

 

これらの状態の場合、復旧できません。正真正銘の「文鎮化」です。

(これらの例に挙げた文鎮化は完全に自己責任の部類なので、Appleに修理に出したも弾かれる可能性があります。)

 

では、復旧できる「文鎮化」とはなんでしょう。

 

実際は文鎮化していない「文鎮化」

先ほども言いましたが、ネットメディアや修理業者の言う「文鎮化」は、実際には文鎮化してないことが殆どです。

iOSデバイスは、書き込み不能領域のBootRomにDFU Modeが用意されているため、ソフトウェアが破損していたとしても殆どの場合はこれを起動することにより、復元できます。

そのため、怪しいソフトウェアで復旧を試すのは止めましょう。iOSデバイスにはちゃんと復旧する仕組みが備わっています。

とりあえず、幾つか原因をあげて探ってみます。

 

アップデートを取りやめた

iOSのアップデートが始まる前に「やっぱりやめた」と強制終了すると、デバイスはリカバリーモードに突入します。

この画面を見るともうおしまいかと思うかもしれませんが、アップデートが始まっていなければ問題なく復旧します。

そもそも、iOSデバイスがどのようにアップデートされるのかを考えてみましょう。

リカバリーモードから復元する場合、 BootRomはiDeviceをBootしようとせず、デバイスをリカバリーモードにセットします。

リカバリーモードループの場合、これを解除してあげればリカバリーモードを抜けることができます。

方法

Redsn0wでRecovery Fixをする。またはiRecoveryでauto-bootする

->irecoveryはOdysseusなどに同梱されている、コマンドラインからRecovery ModeのiDeviceと対話するツールとなります。

ターミナルなどから./irecovery -aと実行すると、リカバリーモードから抜け出すことができます。

しかし、このような復旧できる状態は稀ですね。少してもアップデートが進行すれば、この方法では復旧できなくなります。

その場合は以下の方法を利用して復旧します。

 

アップデートに失敗した

アップデードに失敗すると、デバイスはリカバリーモードとなります。

この場合、デバイスはiTunesに接続して復元するしかありません。

しかし、中のデータは残したい。復旧したいと思うかもしれませんね。

まずはリカバリーモードとなったデバイスをUSB接続し、iTunesを開きましょう。

すると、以下の画面が表示されます。データを残したい場合は「アップデート」データを消して復元したい場合は「復元」を選択します。これだけです。

 

DFU Modeからの復元

ソフトウェアが破損し、リカバリーモードにすら入れない場合は、DFU Modeから復元することになります。しかし、リカバリーモードすら破損することはまずありません。iPhone 5s以降のデバイスでは、Appleが許可したファームウェア以外をインストールする方法は無いからです。

DFU Modeからの復元では「復元」しか選択肢が用意されないので、データを残して復旧することはできません。

 

iTunesでの復元時にエラーを吐いてアップデート・復元できなくなった

iTunesは最新ですか?

iTunesが古いと復元できない場合がありますので、最新バージョンのiTunesを使用して復元することが大切です。

iTunesをアップデートしたら、リカバリーモードからデバイスをアップデートしましょう。

また、以下のような場合も考えられますので、パソコン側の原因である場合もあります。別のパソコンで試すのも手かもしれません。 

 

修理に出す

Appleに送る

何をやっても復元できない、復旧の仕方がわからない。こういった場合は素直にAppleに持っていきましょう。

Apple Storeが近くにある場合は、予約してからスペシャリストに診断してもらうのもアリかもしれません。

 

また、Apple Storeが遠い場合でも、非正規店に修理に出すことは非常にお勧めできません。なぜなら、アップデート時に問題が発生するデバイスのほとんどは非正規修理に起因するものだからです。(iOS 11.3.1修正項目、iOS 9.2.1修正項目など...。)

必ずAppleに送るか、Appleの認定する正規サービスを受けるようにしましょう。

修理 - Apple サポート 公式サイト

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