Untethered
紐なし脱獄。『完全脱獄』とも言われます。
BootRom/iBoot exploitを利用、または再起動時に自動でexploitを実行することで実現されます。
この形式の場合は再起動しても脱獄状態が維持されます。
普通の脱獄です。
Tethered
紐付き脱獄。『仮脱獄』とも言われます。
この形式は不完全です。「完全脱獄」とは違い、脱獄ツールで脱獄したとしても、その脱獄状態は一時的なもので、通常の再起動後はリカバリーモードや非脱獄状態で起動します。
再度、脱獄状態に戻すためには起動時か起動後にパソコン (母艦) に接続して、脱獄ツールで再脱獄する必要があります。これが紐付きと呼ばれる理由です。
Semi-Untethered
この形式では、"Tethered"の状態と同じ『仮脱獄』で、「完全」ではありません。
しかし、"Tethered"とは違って、再起動後の再脱獄時にはパソコン(母艦)は必要とせず、iOSデバイス上で再脱獄ツールを実行するだけで脱獄状態に戻ることができます。
そういったことから、Semi-Untethered (半紐なし) と呼ばれています。
例としては、Appベースのもの、safariベースのものがリリースされています。
OS 9.2 ~ 9.3.3対応のPangu9 (for iOS 9.2 ~ 9.3.3) やiOS 10の脱獄では、Appベースで再脱獄を行うことになるため、7日ごとにAppの署名をしなければならないといった問題点が存在します。
しかし、iOS 9.2 ~ 9.3.3対応のJailbreakMeではsafariベースのexploitを利用しているため、こちらでは署名の問題は解決済みです。